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地震に強い家づくり

構造躯躰編

Q1.基礎とか地盤ってどうなっているの?

A.

テクノストラクチャーは住宅を設計する際、必ず、お客様の土地の診断を実施します。 硬い地盤もあれば、軟弱な地盤もありますので、都度、お客様の土地の状態に合わせた、最適な基礎設計をしております。 戸建住宅の設計で、基礎の構造計算を徹底的にしているのはテクノストラクチャーぐらいです。

(※他の住宅の基礎設計と比べてみると一目瞭然ですので、もしよろしければ、基礎の現場を見に来てください。違いがわかります。)

Q2.基礎の立ち上がり部分は、他メーカーは巾が135とか150だけどテクノは120巾で大丈夫?

A.

テクノストラクチャーでは、住宅金融公庫の木造住宅融資基準を優先し、120巾を推奨しています。 いわば、120巾は国土交通省が設定した安全基準といっても過言ではないでしょう。 さらにテクノストラクチャーでは、構造計算において住宅の重さに応じた最適な基礎の配筋図を作成し、それをもとに施工いたしますのでより安心です。

Q3.通し柱がないけど大丈夫?

A.

確かに通し柱は1階から2階まで1本で通っているため一見強そうに見え、住宅には必要不可欠なものとも思われております。しかし、梁をつなぐためにたくさんの穴が開いている場合が多く、必ずしも強いものであるとは言えません。 逆にその部分が住宅の弱い部分になっているケースも多く、実際、阪神・淡路大震災でも通し柱が真ん中から折れている現場も数多く見られました。テクノストラクチャーでは、鉄骨を用いた梁(テクノビーム)の強さを利用して、住宅の弱点となる可能性がある通し柱をあえてなくしました。通し柱をなくすことで、1階の柱の位置に左右されることなく、2階の間取りを自由に作れます。

Q4.3.5寸の柱だと細く見えるけどホントに大丈夫?

A.

一見細く見えますが、割り箸を上から押してもなかなか折れないように、木は生育してきた縦の方向の力には非常に強い材料で、象一頭(5トン)が乗っても大丈夫なほどの強さです※。 柱を無駄に太くしても、窓が小さくなったり、部屋が狭くなったりと良いことはありません。 テクノストラクチャーでは、柱にかかる力も構造計算により予測し必要な場所に必要な太さの柱を配置しますのでご安心ください。

※3.5寸角柱の短期許容圧縮力の値

Q5.柱を止めるのはドリフトピンだけで大丈夫?

A.

接合部の強度としては、ドリフトピンだけで約1.1トンもあるのです。 一般的なプレート型の金具が約0.4トン程度の強度ですから、ドリフトピン接合の方が3倍近く強度は優れています。 さらに、構造計算によって、ドリフトピンだけでは強度が不足する部分もはっきり分かりますから、不足部分はホールダウン金物を併せて使用することとなりますので、接合部の強度対策も万全です。

Q6.ムクの柱は使えないの?

A.

人間の体重の約60%が水分であるように、生きている木は水分を多く含んでいます。この水分が住宅の建築時には大敵となります。水分が一定でないムクの柱は、割れや狂いが生じることがあり強さが安定しない場合があります。そうなると構造計算はアバウトなものになってしまいます。一方、集成材は強さが数値で表されており、安定しているためその値を用いて緻密な構造計算が出来るのです。そのためテクノストラクチャーでは集成材柱を用いています。ただし、建物を支えるのに関係のない柱についてはムク材もご使用いただけます。

Q7.集成材の柱って何年くらいもつの?

A.

集成材の歴史は意外と古く、実用化されたのは今から100年ほど前になります。日本では1951年に東京の「森林記念館」に用いられたのが最初になります。 その建物も現存しており、すでに築53年という実績です。接着性能は半永久的であると言われることから、通常のムク材と耐用年数、耐久性は変わりません。

Q8.集成材の柱ってはがれないの?

A.

大丈夫です。この接着剤(レゾルシノール系接着剤)は耐水性、耐薬品性、耐熱性などに優れた接着性能をもち、木材接着剤としては最高ランクのものと言えます。 (この接着剤はスペースシャトルの一部にも使用されています。)規定の製造基準、品質基準にのっとった集成材ならばその接着性能は半永久的と言えます。

Q9.集成材の接着剤はホルムアルデヒドを使ってて大丈夫?

A.

集成材に使用する接着材(レゾルシノール系接着剤)はホルムアルデヒドをわずかに含みますが、その放散量も建物内に使用する製品については、業界で最高基準(JAS F☆☆☆☆相当)のものが主流になっております。柱の一部に使用されているだけで(壁一面に使用されているわけではなく)、その集成材がむき出しになることも少ないので、建物内の空気に影響することはほとんどありません。

Q10.他の家は結構金物が多いんだけど、この工法は少なくない?

A.

『金物が多い=安心』ということはありません。 接合用金物は、適材適所で必要なものを必要な数だけ用いればよいのです。構造計算を緻密に実施していないと、どの箇所にどれだけの金物が必要になるのか正確にわからないのです。ですから『念のため』多めに金物を用いているケースもあります。 テクノストラクチャーの場合は、構造計算の結果に基づき、必要な箇所に必要な金物を用いておりますので、経済的な金物配置が実現できているのです。

Q11.筋交いだけで強度は大丈夫なの?3階建てみたいに合板を貼らなくていいの?

A.

大丈夫です。2階建ての場合は筋交いで必要かつ十分な強度を確保できます。 3階建ての場合は2階建てと比較するとはるかに大きな水平力がかかるために、合板を全面に貼らざるを得ない場合が多くなっているのです。 テクノストラクチャーでは1棟ごとに構造計算を実施しており、最適な位置に適切な量の筋交いを配置しますので安心です。